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CBDDQ and FCCQ FAQs (Japanese)

イントロダクション

コルレス銀行業務デューデリジェンス質問票(CBDDQ)は、当初2017年10月に公表されました。ガイダンス文書や用語集に加えて、よくある質問集(FAQs)が作成されたことで、CBDDQ および金融犯罪コンプライアンス質問票(FCCQ)をよりよく理解できるようになりました。

FAQ は随時更新される文書で、新しいトピックスを取り入れる必要性がある場合に更新されます。本文書の表紙および脚注には、当該文書のバージョンを示す、番号が記載されています。

1. なぜCBDDQが更新されたのですか?

今回の更新は、業界およびその他の関係者からのフィードバックに基づいて行われました。質問票のカバレッジ強化として、詐欺等不正行為に関する新しいセクションの追加、高リスク顧客、取引モニタリング、内部通報ポリシーとデータ品質管理に関連する質問の強化が追加されました。その他の変更点は、明瞭さと使いやすさを重視して、特定の質問(一見顧客等)で使用される用語の定義を更新しました。また、ドロップダウンオプションを増やすことで当事者が複数存在する場合の質問に、より明確な回答ができるようになりました。

2. なぜ、CBDDQには多数の質問があるのですか?

CBDDQの対象範囲は広く(即ち、経済制裁、テロ資金供与防止、贈収賄・汚職防止、詐欺等不正行為防止が含まれます)、Wolfsbergグループ加盟行の質問票を出発点として作成されました。Wolfsberg グループ(以下、“当グループ”)は CBDDQの 質問票セットが、「高リスク」なコルレス銀行業務関係を含め、「クロスボーダーコルレス銀行業務」に対し、追加デューデリジェンス要件を履行しなければならないというFATF 勧告13を満たすための基準として使われことを期待しています。

3. CBDDQ は、以前の質問票と置き変わりましたか?

はい。V1.4 以前の全バージョンは廃止されました。

4. CBDDQは、全てのクロスボーダー、またはその他の高リスクなコルレス銀行業務取引関係をデューデリジェンスするに際して十分な質問票ですか?

各金融機関(FI)は、自身のリスクアペタイトとリスク許容度を有しているはずです。質問票はほとんどの状況で十分である一方、取引関係、使用される商品や提供される地域により、幅広い対話が必要となり、追加の質問が必要となる可能性があります。一般的なアプローチとして、CBDDQ は貴社とコルレス銀行の間のDD(顧客デューデリジェンス)における相対で行われる質疑応答の基礎資料として利用されます。

5. 中央銀行は、CBDDQを作成する必要がありますか?

中央銀行が永続的または一時的にコルレス銀行業務を提供する場合は、質問票の作成が望まれます。その際はセクション 1 の当該質問への答えで、自身を中央銀行と明示してください。

6. SWIFT 相互認証手段(RMA)関係の場合にも、CBDDQを作成する必要がありますか?

本質問票は、SWIFT RMA 関係にある場合比べて高いリスクを生じるクロスボーダーまたはその他の高リスクのコルレス銀行業務関係のために策定され充実をはかってきました。SWIFT RMA デューデリジェンスについてのWolfsbergガイダンスは、SWIFT RMA関係の顧客に必要な最低限のデューデリジェンス基準を概説しています。

7. CBDDQ とFCCQの違いは何ですか?

CBDDQ とガイダンス資料は、今日のクロスボーダーおよびその他の高リスクなコルレス銀行業務取引関係に取り組むためのより包括的な質問セットを提供しています。FCCQ は金融機関の金融犯罪コンプライアンスプログラムに関する高度な情報を提供しており、グループレベルで作成させて、貴グループ全ての事業体を包括することができます。

FCCQ はクロスボーダーまたは高リスクのコルレス銀行業務活動を受け入れる金融機関による利用を意図していません、これはCBDDQ を通じて取り組まなければなりません。FCCQは、それを作成する事業体の金融犯罪コンプライアンスプログラムについての高度な情報を得るため、銀行またはその他の金融機関によって使用されることがあります。

8.誰がCBDDQ を作成させるべきですか? 誰がFCCQ を作成させるべきですか?

コルレス銀行業務サービスを受けるまたは受ける可能性のある金融機関は、 CBDDQ を作成して提出しなければなりません。これには、グローバルネットワークを有する銀行業務の複雑性と高い期待、その他の銀行や規制当局による厳しい監視が反映されています。

FCCQ は、銀行またはその他金融機関の金融犯罪コンプライアンスプログラムについて高レベルの情報を提供するために利用できます。しかし、コルレス銀行業務サービスを受ける金融機関による利用は意図していないため、CBDDQ を作成しなければなりません。

9. Wolfsbergは、 CBDDQとFCCQ を2023年2月10日に改訂しました。各金融機関はそれぞれが公表した質問票をこの新バージョンに直ちに更新する必要がありますか

当グループは、規制当局の要件または金融犯罪リスク環境からのフィードバックまたは変更を反映して、CBDDQと FCCQ を定期的に、また、必要に応じて更新します。グループが質問票の新バージョン公表しても、完成していた CBDDQや FCCQ を無効にするものではなく、金融機関の顧客に対するデューデリジェンスを更新するトリガーとして機能するものでもありません。

コルレス銀行は、質問票の新バージョン公表後に顧客のCBDDQ/FCCQ を更新する必要がある場合は自身のルールを文書化すべきです。当グループでは、質問票の新バージョンの公表を即時更新のトリガーと見なしてはいません。

10. 作成した CBDDQ または FCCQ の有効期限はいつですか?

特定のレビュー期間を定めるものではありませんが、質問票は 12~18 ヶ月ごとにレビューし、更新することを推奨します。重要な変更の場合には、可能な限り迅速に更新するがのぞまれます。

11.金融機関は、どのように CBDDQ または FCCQ を作成させるべきですか?

金融機関は、正確かつ最新の情報により質問票を作成しなければなりません。また、全体として質問票が完成されていることを確認しなければなりません。

12. 金融機関は、CBDDQ または FCCQ をどのようにサインオフ/承認すべきですか?

CBDDQ が完成し、KYCで利用される情報提供サービスまたは相対で取得した情報の何れかの手段を通じて共有される場合、最終ページの「宣誓表明」欄に次の2名の署名が必要です:

  1. 当該金融機関のコルレス銀行業務部署のヘッドまたはそれに相当する人物。金融機関がコルレス銀行業務サービスを提供していない場合、CBDDQ はこれらの取引を取り扱い、口座を管理するビジネスユニットの最高責任者により署名されなれければなりません。
  2. グループのマネー・ローンダリング報告責任者(MLRO)またはFCCヘッド。

FCCQ では、 MLRO または相当する金融犯罪コンプライアンス上級管理者の署名のみを要する。

13. CBDDQ または FCCQ を完成すること、即ち、「高リスク」と看做されますか?

必ずしもそうではありません。CBDDQは、金融犯罪リスクエクスポージャーに基づいた評価を行うための情報を十分に収集するよう設計されています。 FCCQ についても同様です。

14. 貴社/顧客の完成した CBDDQやFCCQ はどこで入手できますか?

広範な情報を含んでいるため、銀行は完成させた CBDDQ をウェブサイト上に掲載しないかもしれません。KYCで利用される情報提供サービスから、または直接顧客からCBDDQを入手できます。

FCCQ は KYCで利用される情報提供サービスから、または顧客から直接入手することができます。限定的に相対でCBDDQ を提供する金融機関や、自社のウェブサイトでFCCQ を一般公開する金融機関もあります。

15. 各金融機関による追加質問を CBDDQや FCCQ に追加できますか?

前述の通り、追加質問を望むのは各金融機関の責任であり選択です。これらの追加質問はWolfsbergグループによる承認がないため、CBDDQ または FCCQ のテンプレートに含めずに、別途に追加することになります。

16. CBDDQ 、FCCQ またはガイダンス資料にエラーの可能性があるものが特定された場合には、誰に知らせるべきですか?

質問票や公表資料のいずれかにエラーの可能性があるものが特定された場合は、以下の宛先にEメールで送付してください。 info@wolfsberg-group.org.

17. グループのウェブサイトに公表される CBDDQ ガイダンス資料とは何ですか?それは、誰がいつ活用するべきですか?

Wolfsbergグループのウェブサイト上に公表されている CBDDQ ガイダンス資料は、12の短いトレーニング動画、ガイダンス文書に加えて、コルレス銀行業務とその金融犯罪リスク、金融業界が目指すスタンダードについてのより詳しいガイダンスを提供するとともに、質問票でなぜそのような質問をするのかを理解するのに役立つプレゼンテーション動画のセットです。

CBDDQ の利用者は誰でも、質問票の完成前または完成途中に、提供されている全てのガイダンスや研修資料をレビューすることができます。

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